かねてから「オーナー商法詐欺」や「マルチ商法」と言われていたジャパンライフ株式会社。ずっと問題性が指摘されていたにもかかわらず(1985年にはすでに国会の委員会でこの問題の集中審議が行われていたのに!)、行政処分だけで済まされてきました。
しかし、2020年9月18日、やっと主犯格の元会長・山口隆祥容疑者が逮捕されました。委員会の集中審議から実に35年…。このタイムロスにより、多くの被害者を生み出してしまったのではないでしょうか。
ここまで野放しにされてしまった理由として、この山口容疑者が
安倍晋三前首相と近かったから、という説があります。
2019年には、山口容疑者らが2015年の「桜を見る会」に招かれたとする招待状をジャパンライフの顧客勧誘チラシに使ったことが発覚し、これが首相推薦枠による招待だというウワサも。
安倍前首相は参議院本会議で「個人的な関係は一切ない」と答弁したものの、果たしてどうでしょうか…。こんなに野放しにされていたのは、何かの「忖度」が働いていたと見えなくもない。そして安倍氏が首相を辞めたら即逮捕。なんともねぇ。
安倍前首相は内閣から去りましたが、代わって成立した
菅内閣の加藤勝信官房長官も、同社の広告塔となっていたと言われています。加藤官房長官は、「勝手に利用された」とコメントしているようですが、2017年には今回逮捕された山口元代表と会食をしたとの報道も。
結局市民は自民党とその仲間たちに搾取されているということでしょうか。
ジャパンライフ元会長ら逮捕 詐欺容疑、被害2100億円か―磁気治療器の預託商法(時事ドットコム)